オンワードオークス VS アサヒビールシルバースター |
名勝負の歴史を持つ両雄の激突!日本一への第一関門。 |
11月14日、西武ドームで午後1時30分にキックオフされる「ファイナル6」1回戦では、EAST1位のオンワードオークスと、CENTRAL2位のアサヒビールシルバースターが対戦する。 両チームの対戦は、これまで社会人フットボールの歴史に残る数々の名勝負を演じてきただけに、今回も99年度の名勝負となるゲームが期待できる。
オンワードとアサヒビールは、秋季リーグ戦で過去10年間で3回対戦し、2勝1敗でアサヒビールが優位だ。しかし東京スーパーボウルへの進出を決めるプレーオフゲームでは、逆にオンワードが2連勝している。
2年ぶりにファイナル6に進出したオンワードは、リーグ戦を苦戦しながらも確実に勝利を重ね、Xリーグになってから初めての5戦全勝でディビジョン優勝を飾った。
新人離れした活躍をみせたRB杉澤(東海大)。能力の高いRB陣が揃うオンワードにあって初戦のリクルート戦から起用され、先制を含む2TDを奪う。 対するアサヒビールは4年連続のファイナル6出場。4連続出場はアサヒビールだけで、いかにアサヒビールの戦力が安定しているかを証明する。 今季は、W杯日本代表チームの主将を務めたDE佐々木主将を中心としたディフェンス陣がチームをもり立てた。なかでも4戦目で対戦した富士通戦で、DE佐々木は孤軍奮闘、獅子奮迅の活躍をみせた。 常に富士通にリードを奪われる試合展開。佐々木はQBサックはもちろん、逆転につながるインターセプト、パスカットなど守備フロントながら、フィールド狭しとLBやDBのような俊敏な動きで大暴れ。その効果もあって、第4QにRB中村が逆転TDランを奪い18−14で勝利、ファイナル6進出を決定させた。
試合としては、ライン戦が勝負となろう。 この試合は、オンワードにとっては91年以来の、アサヒビールにとって93年以来の、社会人王座に向けての第一関門となる。
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