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鹿島ディアーズ VS アサヒビールシルバースター
注目のファイナルマッチ!90年代最後のスーパーバトル!
 第13回日本社会人選手権・東京スーパーボウルは、99年Xリーグのフィナーレを飾るに相応しい好カードとなった。
 鹿島ディアーズとアサヒビールシルバースター。史上初の同ディビジョン内決戦は、文字どおり、真の社会人チャンピオンを決めるスーパーバトルとなることが予想される。

 今季、ともにセントラルディビジョンに所属する両チームは、約1ヶ月前にディビジョン優勝を賭けて、リーグ最終戦で戦ったばかりである。
 この注目された全勝対決では、エースRB中村の不出場やQB金岡を後半温存させるといった一見、 戦略的とも言えるシルバースターの戦いもあり、鹿島が26−9と完勝。
 この戦いが今回、両チームにどのような影響を及ぼす非常に興味深い。

 両雄の過去の対戦戦績をふりかえると、92年に鹿島が社会人一部リーグに昇格以来、3勝2敗とシルバースターが星一つリードしている。
 ド肝を抜かれたのが昨季の対戦。鹿島が連覇を賭けて臨んだファイナル6準決勝で、4つのインターセプトを含む5つのターンオーバーを奪われて自滅、13−38とシルバースターに完敗した。打倒鹿島を掲げたシルバースターの勢いが、完全に鹿島を上回る一方的な展開となった。
 鹿島はこの雪辱戦はまだ終ってないと思っているに違いない。

 シルバースター阿部監督は「頂点の試合で鹿島とやりたかった。真の王者を決める。決着をつけたい」と、打倒鹿島に並々ならぬ闘志をむきだしにしている。

 勝敗の分かれ目は、阿部、寺山らの補強により今季最も強化したOLが、あのリクルートのランを僅か23ヤードに封じ込めた国内最強の鹿島DLに対して、どれだけ勝負出来るかにかかっている。
 昨年のファイナル6でも、その中央のランが功を奏したこともあり、今回も何か秘策がありそうだ。

 一方、鹿島・金氏監督は「まずは、先制点。そして、国内最高のQB金岡君のプレーをどこまで守り切れるかが鍵」としている。
 「最後に勝利の女神が微笑んでくれると信じている」と控え目ながら、その表情には自信が溢れていた。

 最後に東京スーパーボウルでの、過去の興味深いデータを拾ってみよう。
 まず、春のパールボウルを制したチームが東京スーパーボウルで勝った実績がない。そして、90年代に入ってから全ての試合が一方的で、「接戦」が一度もないのである。
 1年を通じて高いモチベーションを維持することが困難であること、そして、ファイナルまでの激戦により、息切れをするチームが目立っていること。これは社会人日本一が『イバラの道』であることを物語っている。

 史上初、鹿島が春秋連覇を果たすのか?シルバースターが大会最多の4度目の栄冠を手にするのか?
 いやそれ以上に、東京ドームを埋めた観客に感動を与えるような手に汗握る接戦を演じてくれるのか?
 本当に興味は尽きない一戦。鹿島が勝てば2年ぶり2度目。シルバースターが勝てば6年振り4度目の優勝となる。

 激動のミレニアムを飾る一戦は、12月15日、19時キックオフだ。