ファイナル6準決勝、リクルートシーガルスとのパワーバトルを圧倒的なライン力で制した鹿島ディアーズ。 社会人日本一奪回へ向けて、着実に上ってきた階段は頂点まであと一歩と迫った。
今季の鹿島の強みは、能力の高い選手達が正確なプレーのエクスキューション(実行)をしているところにある。
ディアーズの立役者に挙げられるのが、新人QB笹野に刺激され、実力でスターターの座を確保したQB鈴木(和)である。 |
パス成績も、リーグ戦は102回中64回を成功(62.3%)、963ヤード、12タッチダウンを記録、リーグトップの成績にある。 鈴木はファイナル準決勝でも、リーグ戦同様に落ち着いたクオーターバッキングに加え、その健脚ぶりも披露した。 その鈴木のホットターゲットはエース板井だが、チームのリーディングレシーバー植村を始め、関や椎野兄弟、志田らに効果的にパスを投げわけ、相手に全く的を絞らせないパス攻撃は全く脅威としか言いようがない。
また、OL古川、播磨を軸とした名実とも日本一を誇るオフェンスラインは、リクルート戦でもそのパワーをいかんなく発揮。 堀口、児玉、関沢RBトリオに加え、主将FB藤井も健在。池場も怪我から復帰し、東京スーパーボウルへ向けて万全だ。
一方、ベテラン主体のオフェンス陣に対し、若手の活躍が目覚しいディフェンス陣。
さらに鹿島守備の象徴でもある、木村、谷嶋、飯田、木下ら守備フロントは鉄壁。LB、DB陣の能力を充分に引出している。
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FINISH RESULT 1999 | |||
9月13日 | ○ | 24- 0 | vsすかいらーくスカイラークス |
9月25日 | ○ | 28-14 | vs富士通フロンティアーズ |
10月 7日 | ○ | 56- 0 | vsレナウンローバーズ |
10月16日 | ○ | 45- 0 | vs三和銀行ラークヒルズ |
10月31日 | ○ | 26- 9 | vsアサヒビールシルバースター |
11月28日 FINAL6 | ○ | 20-13 | vsリクルートシーガルズ |
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