松下電工インパルス VS アサヒビールシルバースター

チーム名

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

松下電工 インパルス

7

10

9

0

26

アサヒビール シルバースター

0

0

0

6

6


栄光のV戦士DL白岩。流れを決めたインターセプト!

 松下電工インパルスが強い。ファイナル6初戦となる松下電工は、立ち上がりからDL白岩や中西ら守備陣の大活躍で試合の主導権を握り、そのまま26ー6でアサヒビールシルバースターを粉砕した。

 これまでもリーグ戦で圧倒的な強さをみせてきた松下電工ディフェンスだが、この日はベテラン白岩が今季初めてスターターに名を連ねムードもパワーも数段アップ。最後まで本来の力を出し切れなかったアサヒビールをランではマイナス27ヤードに抑え込むなどファイナルゲームへ向けて順風満帆だ。

 試合開始直後、自陣14ヤードからのアサヒビールの攻撃。第1ダウン、RB中村のランプレーを、まずはDL中西が1ヤードのロスタックル。第2ダウンは、スクランブルに出たQB金岡を新人LB藤田が強烈なタックルで仕留める。
 そして第3ダウン。松下電工のゾーンブリッツに囲まれたQB金岡が苦し紛れに投げたパスが、コンテインのためラッシュしていなかったDL白岩の手中にすっぽりと入りインターセプト。いきなり敵陣18ヤードからの攻撃権を得た松下電工は、RB粳田が2回持って走りTD。試合開始からわずか1分51秒のことであった。

 アサヒビールも第1Q途中には敵陣25ヤードまで攻め込んだが、オフサイドやホールディングなどの反則でことごとく罰退。FGにすら結び付けることができない。
 逆に追加点の欲しい松下電工は、第2Qに相手のインターフェアの反則でもらったチャンスを、QB渋谷からホットラインWR渡辺への37ヤードTDパスにつなげ、14ー0とリード。前半終了間際には自陣からの攻撃を丁寧につなぎ、最後はK村井が22ヤードのFGを決めダメを押した。

 後半に入っても、流れは全く変わらない。松下電工は、DB上田のインターセプトで得たチャンスを、直後の攻撃で再びアサヒビールに奪われた。それならばと今度は、QB金岡がエンドゾーンでパスターゲットを探していたところにベテランDE濱野が強烈なプレッシャーをかけセーフティーを奪う。

 第3Q終了間際にも、徹底したランプレーで60ヤードをドライブしTD。試合を完全に決定づけてしまった。
 アサヒビールにとっての救いは、26点のリードを許してから出場した期待の新人QB東野が70ヤードを得意のパスでドライブしてTDを奪ったことだけ。予想以上の大敗に選手もコーチもぐったりだ。

 「5年前の敗戦以来、一番勝ちたかったアサヒビールに勝っての東京スーパーボウル出場だけに嬉しい。白岩は兎耳山が怪我をしたための突然のスターターやったのに、いきなりやってくれましたね。プランとしては攻守ともにアグレッシブにヒット(当たり)で勝ってくれといっていました。今日は攻撃90点、守備が80点の出来です」と川口監督。
 今季初スターターでいきなりのヒーローとなったDL白岩は「今年はベンチにいる時間が長かったけど、肉体的には充実しています。初のスタメンで喜んでいたのに、始まって早々にあんな絶好球が来るなんて…。今年はチーム全体の意識としても、『やらなあかん』という雰囲気があるので、絶対勝てると思っていました」とひさびさに記者団に囲まれて満面の笑みだ。

 一方のアサヒビール戦術コーディネイターの森コーチは「完敗です。ラインは攻守ともに1対1で負けていて、課題であったパスプロも全然持ちませんでした。それに反則も多すぎた。こんな結果に終わったのはコーチの責任。一生懸命やってくれた選手に申し訳ない」と、さすがに意気消沈した様子でコメントした。

 


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