日本代表 欧州ナンバーワンを一蹴!


攻守に圧倒!実力を見せつける

 本場米国に次ぐ、60年以上の歴史と伝統を自負する日本と、欧州選手権3連覇のフィンランド。来年6月にイタリアで開催予定のワールドカップをにらんでの意地と意地を懸けた戦いは、3日午後6時47分、2万2500人が詰めかけた東京ドームでキックオフされた。

 190センチ、120キロ級のDLがそろうフィンランドに対抗すべく、日本が採った手段はワンバック体型からのパス攻撃。しかし、自陣38ヤードからの第1シリーズは先発QB須永(オンワード)からWR竹村(富士通)へのパスでダウン更新したものの、あえなくパントに。
 一方、フィンランドはプロ体型からのパワープレーを基本とするが、RBはアベレージクラス。パスもクイックパスが主体で、リアクションの早い日本守備陣を脅かすまでには至らない。
 日本は2シリーズ目にK中筋(鹿島)が40ヤードFGを決めて3点を先制すると、13分25秒には須永がWR堀江(リクルート)へ34ヤードのTDパスをヒットさせて10−0とリードを広げた。

 第2Qに入っても、日本は攻撃に手を緩めない。敵陣39ヤードと好位置で攻撃権を得ると、6プレー目にRB粳田(松下電工)が16ヤードを走り切りTD。さらに次のフィンランドの攻撃で、ブリッツに入ったSF吉岡(オンワード)がQBマルカマキをエンドゾーン内で仕留め、セーフティで2点追加。
 6分18秒には須永がオンワードでもホットラインを組むWR渡部へ25ヤードのTDパス、10分53秒には中筋が31ヤードのFGを決め、29−0の大量リードで前半を折り返した。

 第3Qに入ると、日本は一転してラン攻撃主体の力勝負を挑むが、須永のパスがLBサロネンにインターセプト。11分16秒にマルカマキからフリーとなったTEスオニエミに23ヤードのTDパスを許し、嫌なムードが漂った。

 しかしフィンランドの反撃はそこまで。第4Q早々に、中筋がこの日3本目となる41ヤードのFG。8分46秒にはQB金岡(アサヒビール)がロールアウトから京都大時代の後輩TE板井に10ヤードのパスを通して39−7。 結局、攻撃は4TD3FGを奪い、守備はパスを186ヤード、ランをマイナス7ヤードに抑えるという圧勝だった。

 日本代表を率いた阿部監督(アサヒビール)は、「フィンランドの力は正直言って分からなかったが、コーチ、選手ともによくやってくれた。自分たちが練習してきたことがそのまま出せた」と満足顔。
 フィンランドのヒュトネン監督は「日本は思った通りスピードがあった。我々はパスの対応に遅れた」と完敗を認めた。最優秀選手(MVP)には日本の主将を務め、1QBサック、1ファンブルリカバーの活躍を見せたDE佐々木(アサヒビール)、MIPにはフィンランド唯一のTDパス捕球をしたTEスオニエミが選ばれた。


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