松下電工 VS サンスター

チーム名

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

松下電工 インパルス

3

10

0

7

20

サンスター ファイニーズ

0

0

0

7

7


『復勝』と『どん底』。明と暗の竜虎。

 初戦でアサヒ飲料に破れたものの、着実にチームのレベルアップを図れてきた松下電工インパルスと、シーズンを通して実力を出しきれていないサンスターファイニーズが対戦、まさに今シーズンの両チームを象徴するような試合となった。

 まずは立ち上がり早々、松下電工の攻撃は3回で攻め切れず、第4ダウンで平船がパントを蹴った。これをサンスターのリターナー田崎がファンブルし、松下電工がリカバー。ゴール前9ヤードからの攻撃というチャンスが転がり込んだ。
 しかし、ここからの松下電工は前進するどころか、ズルズルと下がり、結局第4ダウン16ヤードでFGをトライ。33ヤードのキックを丁寧に決めてなんとか3点を先制した。

 追いすがりたいサンスターだが、RB井場の突進だけが頼みの攻撃では、なかなか突破口が開かない。松下電工もQB高橋が、鬼気迫るサンスター守備陣の激しいQBサックを受けて負傷退場。どうなるのかと心配されたが、そんなムードを吹き飛ばしたのが、昨年までのエースQB渋谷だった。
 いきなりショットガン体型から、WR小野へパスを通すと、その後もランとパスをうまく取り混ぜ敵陣へ。ダブルリバースプレーやRB樫野のラン、WR下川へのパス、そして最後はベテランWR渡辺への5ヤードのパスが決まり、TDを奪った。

 一方のサンスターは点が取れないばかりか、第2Q4回のシリーズは、その全てがファンブルやインターセプトで攻撃権を失うという散々の出来。
 特に2本目は、QB柴田から投じられた後パスを、井場が緩慢な動きでファンブルし、松下電工にリカバーされて失点につながっただけに痛いプレーとなった。

 後半は、両チームともインターセプトの嵐だ。その中、サンスターがインターセプトから得たチャンスを生かすことができずパントで攻撃権を放棄しようとしたプレーで、松下電工の脇坂がブロック。こぼれたボールを奥村が拾い上げて32ヤードを走りTD。これで20−0となり、勝負の行方をほぼ決定づけた。

 サンスターも第4QにQBが浅井に代わってから、ようやく7点を奪ったが、時すでに遅し。20−7で松下電工が勝利を収めた。

 松下電工の川口監督は「今日はサンスターの執念を感じた。やっぱりちょっとしんどい展開になりましたね。ウチとしては、この試合を調整と位置付けていなくてホンマよかったです。あくまでも、ええ試合をして強うなろう、と指示をしていました。今シーズンは初戦で負けて、それからは『復勝(ふっかつ)』やいうて、全部勝つことだけを目標に頑張ってきました。もう一回アサヒ飲料とやるためにも、頑張らしてもらいます」と東京スーパーボウルでのアサヒ飲料との再戦を見据える。

 一方、最後まで「らしさ」がでなかったサンスターの村田ヘッドコーチは「春から夏にかけて順調に仕上がってきていると思っていたチームが、初戦のイワタニ戦で歯車が狂ったまま、この日まで来てしまいました。選手の能力は高いものがありながら、それを活かしきれなかった私の責任です。守備はよく立て直してくれたので、来年はなんとかQBを獲得して、もっと競わせていきたいですね」と攻撃力のアップを課題に挙げ、チームの再建に取り組む。

 


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