マイカル VS 井内盛栄堂 見どころ


安定した戦力のマイカル 井内盛栄堂の粘りに期待!

 創部以来のメンバーが多く引退し、若返ったマイカルベアーズ。そしてこの春から念願のスポンサーを得て、初のリーグ戦に臨む井内盛栄堂ブラックイーグルスが対戦する。

 エースWR藤田など、要所でチームを支えてきた主力がいなくなって迎えた春のシーズンは、準決勝でアサヒ飲料に0ー3で破れたもののマイカルの強さを実感させた。さて秋本番はどうだろうか。
 「現時点でのチームの仕上がりは60%」と久保田監督が評価するもののRB、QBの安定度はウエストでも1、2を争うだけに初戦の戦いぶりが楽しみだ。

 そのRBには2年目を迎える波武名、ベテランに“超”をつけたい山口、そしてスピードの衰えない佐藤など、他チームがうらやむ面々が揃う。山口も「試合に出られるかどうかもわからない」というほど競争も激しいようだ。
 またQBも強肩の夏目とリーダーシップに長ける辻を、春のシーズンでは半分ずつ起用して秋に備えるなど昨年以上に攻撃の幅も出てきそうだ。心配された藤田の後も竹田がその穴を埋めるべく練習に取り組んできた。

 一方、特に若返りを図った守備でも、試合を経験する毎にベテランと若手の呼吸もあい、成長を続けている。「シーズン後半には大きく変っている可能性もある」と監督が期待を寄せるほどだ。そのためにも前半で取りこぼすことがないよう、初戦からしっかりと戦っていきたい。

 対する井内盛栄堂は、スポンサーが決まって初めての春シーズンを満足に送れなかっただけになんとしても秋に結果を残したい。
 攻撃での注目は新人RB山本(近大)だ。これまで原、丹野などTBは能力のある選手がいた。しかし攻撃チームの弱点であったFBに山本が加入したことで、中央のプレーが確立され攻撃に幅をもつことができそうだ。
 また社会人になって一番調子が良いというQB杉谷も「これまでは個人技頼みでしたが、この秋は色々とプレーの展開を楽しむ事ができます」と表情が明るい。OLも昨年とはメンバーは変っていないが、元々能力の高い選手が揃うだけに怪我さえなければ他チームにひけはとらないだろう。

 一方の守備も、昨年から試合中冷静に状況判断できるコーチが加入し、またフットボール理論も浸透しつつあるようだ。主将のDL山縣もチームをしっかりとまとめており、結果さえ残していくことができれば、選手にとって大きな自信となるだろう。
 義政監督は「6チームでは最下位に一番近い評価を受けているかもしれませんが、昨年のような意地をみせて上位チームにくらいついていきます」と2部落ちの危機となる最下位だけは絶対に避けたい様子。

 試合はやはりマイカルの攻撃に井内盛栄堂がどこまで耐えることができるかがポイントになりそう。マイカルは元々スピードのあるランナーがよりレベルアップしておれば大量得点できそうだ。井内盛栄堂は、苦しみながらもTDさえとられなければ、昨年よりアップした攻撃力で波乱の幕開けを演出できるだろう。