アサヒ飲料 VS ブラックイーグルス

チーム名

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

大阪ブラックイーグルス

0

3

7

0

10

アサヒ飲料 ワイルドジョー

14

7

7

7

35


アサヒ飲料が会心の勝利。入替戦に弾み!

 強力なディフェンスユニットを持ちながら、オフェンスが予想外の不振に陥り、ここまで全敗のアサヒ飲料ワイルドジョーが、最終戦の初勝利をかけて大阪ブラックイーグルスと対戦した。

 最初にチャンスを掴んだのはアサヒ飲料。パントリターナーに入ったエースRB吉田が、23ヤードの好リターンを見せ敵陣45ヤードという絶好のフィールドポジションを手に入れる。
 ここからRB遠藤の33ヤードランでゴール前3ヤードまで迫ると、直後のプレーでRB丸山がTD。幸先の良いスタートを切った。

 この日のアサヒ飲料は、ツキにも恵まれていた。TD後のキックオフでブラックイーグルスのリターナーがファンブル。これをリカバーし、敵陣16ヤードで再び攻撃権を手に入れる。  ここからRB吉田のランで一度ダウンを更新したあと、今度はRB横川がエンドゾーンに走り込みTD。14−0とした。
 2Qに入ってもアサヒ飲料の勢いは止まらない。ランプレーを軸にボールを進め、最後はQB西岡が自らオプションキープ。40ヤードを走りきってTD獲得。21−0とリードを広げた。

 ブラックイーグルスが反撃に出たのは、前半終了間際。タイムアウト、ボールスパイクを上手にコントロールしながら、QB杉谷からホットラインWR国塩にパスを通し、敵陣奥深くに攻め込んだ。結局、TDは奪えなかったものの、FGを決めて3点を返して前半を終了した。
 後半開始早々は、ブラックイーグルスの攻勢。2回目の攻撃シリーズに、QB杉谷の35ヤードロングランで敵陣にはいると、WR国塩が17ヤードのTDパスをレシーブ。10−21と追いすがる。

 ブラックイーグルスに渡りかけたモメンタムを、再びアサヒ飲料に引き戻したのは、またしても吉田のパントリターンだった。
 PR吉田の44ヤードリターンで、一気に敵陣5ヤードという願ってもないチャンスを手に入れたアサヒ飲料は、3プレー目にRB横川がTD。28−10と再び点差を広げた。
 完全に主導権を奪ったアサヒ飲料は、終了間際にもRB丸山が、この3本目のTDをマーク。結局、35−10で今季初勝利を飾った。

 今季のアサヒ飲料は、最初の3試合はいずれもシャットアウト負け。今までは、12点が最多得点であったが、今日は5TD、35点とオフェンスが会心の出来を見せた。
 「今日は自分たちの慣れていることをやろう。自分たちのスタイルを確立していこうと選手達に云って、試合に臨んだ。ここにきてやっとチームらしくなったと思う」と、ようやくの初勝利に、アサヒ飲料の山崎監督も初めて目を細めた。
 この勝利に気を緩めることなく、勢いのある2部チームの挑戦を真っ向から受け止めて欲しい。

 


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